発達障害の特徴とは?大人になって気づく違和感と上手な付き合い方

「まさか僕も発達障害
「発達障害と上手く付き合っていくためには?」

そんなふうに、発達障害のことで悩んでいませんか?

大人になってから発達障害の傾向があることに気づき、違和感や生きづらさを感じている人も少なくありません。
実際、僕自身も大人になってから、自分が発達障害かもしれないことに気づきました。

しかし、気づくだけでは、生きづらさを軽くすることはできません。
発達障害をきちんと理解し、自分と向き合っていくことが大切です。

この記事では、発達障害の主な特徴3種類のタイプ僕が当てはまっている特徴についてご紹介します。
また、「グレーゾーン」と呼ばれる状態についても、詳しく解説しています。

自分なりに発達障害と上手く付き合っていくヒントを見つけていただけると嬉しいです。

ぜひ、最後まで読んでみてね!

第1章 はじめに

発達障害とは、生まれつきの脳の働き方の特性によって、コミュニケーションや学習、行動などに困難が生じやすい状態のことを指します。
病気」と誤解されがちですが、正しくは「脳の機能に関する特性(障害)」とされています。

発達障害の代表的な特徴には、以下のようなものがあります。

  • 人との関わりが苦手
  • 注意がそれやすい・集中が続きにくい
  • じっとしていられない、落ち着かない
  • 音や光などに敏感
  • 手先が不器用
  • 特定のものごとに強いこだわりを持つ
  • 読み・書き・計算が苦手

発達障害は、HSPアダルトチルドレン(AC)と似た部分があり、混同されやすいのも特徴です。
下記リンクの記事で、それぞれの特徴を、比較表を用いて分かりやすく解説していますので、ぜひ読んでみてください!

発達障害は、大きく分けて次の3種類に分類されます。
これらをまとめて「発達障害」と呼んでいます。

  • 自閉スペクトラム症(ASD)
  • 注意欠如多動症(ADHD)
  • 学習障害(LD)

それぞれの特徴について、次の章で詳しく解説していきます。
さっそく一緒に見ていきましょう!

第2章 種類ごとの特徴

1.自閉スペクトラム症(ASD)

自閉スペクトラム症(ASD)には、次のような特徴があります。

対人関係やコミュニケーションが苦手
 ・目を合わせるのが苦手
 ・相手の気持ちや表情が読み取れない
 ・会話や場の空気を察知できない
  いわゆる”KY(空気読めない)”
 ・冗談が通じず、言葉のまま受け取る

特定の行動や興味への強いこだわり
 ・自分で決めた順番が変わるとストレス
 ・特定の物事に強い興味を持つ
 ・環境の変化に極端に弱い
  初めて行く場所や新しいメンバーなど

感覚が敏感・鈍感
 ・音や光、肌触りに敏感で、不快感を感じる
 ・逆に痛みや温度変化に鈍感な場合もある

ASDの方は、
 ・ルールや手順をきちんと守ること
 ・興味のある分野で力を発揮すること
などが得意です。

ASDは「治す」のではなく、自分の特性を理解し、強みを活かしていくことが大切です。
苦手な部分には工夫を取り入れ、得意なことを伸ばすことで、より自分らしく生きやすくなります。

2.注意欠如多動症(ADHD)

注意欠如多動症(ADHD)には、代表的な3つのタイプがあります。

①不注意
 ・集中力が続かない
 ・締切や約束が守れない
 ・物忘れや失くしものが多い
 ・凡ミスが多い
 ・途中で他のものに興味が移る

②多動性
 ・貧乏ゆすりや手遊びが止まらない
 ・じっと机に向かうのが苦手
 ・動き回ってしまう

③衝動性
 ・相手の話を最後まで聞かずに話し始める
 ・カッとなりやすい、怒りっぽい
 ・衝動買いをしてしまう

ADHDの方は、
 ・興味のある分野で力を発揮すること
 ・行動力があり、エネルギッシュ
 ・アイデアが豊富で、発想がユニーク
などの良い面があります。

ADHDの方はタイプによって特徴が異なるので、まずは自分の特性を理解することが大切です。

3.学習障害(LD)

学習障害(LD)には、以下のような代表的な3つの特徴があります。

読字障害
 ・似たような文字の区別がつきにくい
 ・文字を読むのに時間がかかる
 ・理解するよりも、読むことに苦労する

書字障害
 ・文字の大きさがバラバラになる
 ・板書や書き写しに時間がかかる
 ・思ったことを文章にまとめるのが苦手

算数障害
 ・簡単な足し算や引き算がすぐにできない
 ・時間を読んだり計算したりするのが苦手
 ・数字の桁に混乱する

LDの方は
 ・視覚や聴覚などの他の感覚が鋭い人がいる
 ・学習以外の分野で力を発揮することがある
などの良い面があります。

LDと上手に付き合っていくためには、アプリなどの補助ツールを使っていくことが大切です。

第3章 大人になってから気づいた違和感

僕が発達障害について詳しく知ったのは、大人になってからです。
子どもの頃は、なんとなく聞いたことがあるくらいで、どんな特徴があるのかまでは知りませんでした。

正直、自分が発達障害かもしれないなんて、思ってもいませんでした。
でも調べていくうちに、「あれ?これ、自分にも当てはまるかも」と感じることが意外と多かったんです。

この章では、そんな僕自身に当てはまっている特徴を、3つご紹介します。

1.僕に当てはまる特徴

ASDの「特定の行動や興味への強いこだわり」

僕は自分なりのマイルールがたくさんあります。
そのルール通りに行動できないと、心がざわざわして、ストレスを感じてしまいます。

特に通勤のルールには強いこだわりがありました。
「何時に家を出て、どの道を通り、何時に職場に着く」というのを細かく決めていて、それが少しでも崩れるとイライラしていました。

ADHDの「多動性」

子どもの頃から貧乏ゆすりがひどくて、よく親や先生に注意されていました。
さらに、じっと机に向かって作業するのが苦手で、気がつくとごそごそ動いてしまうんです。

今でも、机に向かって何時間も集中し続けることができません。
学生時代、どうやって授業を受けていたのか自分でも不思議なくらいです(笑)

LDの「書字障害」

作文や感想文など、思っていることを文章にするのがとても苦手です。
文末の整え方や、助詞の使い方、起承転結の作り方など、、、
頭の中に、文章が思い浮かばず、手が止まってしまうことがよくあります。

例えば、夏休みの宿題で読書感想文が出たとき。
あらすじだけで原稿用紙の8割を埋めて、残りの2割で当たりさわりのない感想を書く、というのが毎回のパターンでした(笑)

2.グレーゾーンとは?

発達障害には、「グレーゾーン」と呼ばれる状態があります。

これは、発達障害の特徴がいくつか見られるものの、診断の基準を満たさないために正式な診断名がつかず、必要な支援を受けにくい状態のことです。

ここで大切なのは、「発達障害かどうか」を決めることではありません。

まずは、自分の性格や気質を正しく理解することが何より重要です。
もし自分だけではわからないときは、家族や信頼できる人に相談してみるのも良い方法です。

発達障害の特性や感じ方は、人それぞれ異なります。
一般的な支援策や対処法が、必ずしも自分にピッタリ合うとは限りません。

だからこそ、自分の特性をしっかり把握することが大切なんです。
そうすることで、たとえグレーゾーンだとしても、自分に合ったやり方や工夫を見つけることができ、効率良く生きづらさを軽くすることができます。

第4章 まとめ

いかがだったでしょうか?
今回ご紹介した「発達障害の特徴」、共感できるものはあったでしょうか?

この記事であなたに伝えたいポイントを、以下にまとめてみました。

  • 発達障害は、「病気」ではなく「生まれ持った脳の特性」
  • 自閉スペクトラム症(ASD)
    ①対人やコミュニケーションが苦手
    ②特定の行動や興味へのこだわり
    ③感覚が敏感・鈍感
  • 注意欠如多動症(ADHD)
    ①不注意
    ②多動性
    ③衝動性
  • 学習障害(LD)
    ①読字障害
    ②書字障害
    ③算数障害
  • グレーゾーンは気にしない
  • 自分を正確に理解することが大切

僕は最初、発達障害に対してネガティブなイメージを持っていました。

「発達障害って病気なんだよね」
「もし発達障害だったら、みんなからいじめられるかも…」

そんなふうに思っていて、自分は無関係だと信じていたし、認めたくない気持ちも強かったんです。
きっと、“発達障害”という言葉に対する抵抗感があったんだと思います。

でも、自分が発達障害かもしれないことに気づいてからは、考え方が変わりました。
そして、発達障害とうまく付き合うための大切な考え方にも気づけました。

それは、
治す”のではなく”活かす
ということです。

活かすためには、自分の性格や特性をしっかり理解し、自分自身を認めてあげることが何より大切なんです。
性格や気質は、自分次第で長所にも短所にもなります

自分を受け入れるのは、簡単にできることではないかもしれません。
でも、この機会に少しずつ自分を見つめ直してみることで、生きづらさを軽くするヒントがきっと見つかるはずです。

ぜひ、焦らずゆっくりと、自分と向き合う時間を作ってみてくださいね。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
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