「明るくて社交的と言われるのは嬉しいんだけど、、、」
「HSPの自分を分かってもらえない、、、」
そんな風に感じて、悩んでいませんか?
実は、僕も同じ悩みをずっと抱えてきました。
明るく振舞う自分と、本当の自分とのギャップを常に感じていました。
HSPには外向型というタイプがあると知って、ようやく自分の気質を理解することができました。
しかし、HSP=内向型というイメージが強いため、外向型HSPの特徴や悩みはなかなか理解されにくく、周囲とのすれ違いが生まれやすいのが現実です。
この記事では、外向型HSPである僕自身の実体験をもとに、3つの悩みとその向き合い方についてご紹介します。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
第1章 はじめに
まずは、HSPについて簡単に解説します。
HSPとは、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略で、日本語では「とても敏感な人」「繊細な人」と訳されます。
ざっくり言えば、「感受性が高く、周囲の刺激に敏感に反応してしまう人」のことです。
HSPについて詳しく解説している記事もありますので、下記リンクから読んでみてくださいね!
HSPには大きく分けて「内向型」と「外向型(HSE)」の2つのタイプがあります。
多くの方がイメージするHSPは、「静かでおとなしい人」ではないでしょうか?
これは内向型HSPの特徴です。
一方の外向型(HSE)は、一見「明るくて元気な人」に見られがちですが、実はとても繊細で、刺激に敏感で疲れやすいタイプです。
HSEとは「Highly Sensitive Extrovert(ハイリー・センシティブ・エクストロバート)」の略で、外向型HSPを意味します。
まとめると、
- HSP=内向型(静かでおとなしい繊細さん)
- HSE=外向型(明るくて元気な繊細さん)
というイメージです。
今回は外向型HSPである僕自身の実体験と、その向き合い方についてご紹介します。
この記事を通じて、少しでも「自分ってこういうタイプだったんだ」と気づいたり、自分らしさを大切にするヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
それでは、さっそく一緒に見ていきましょう!
第2章 外向型の悩み3選
この章では、外向型HSP(HSE)の僕が感じている悩みを3つご紹介します。
なお、ここでお伝えするのは僕個人が感じているものなので、すべてのHSPの方に当てはまるわけではありません。
「へぇ、そんな人もいるんだな〜」くらいの気軽な気持ちで、楽しみながら読んでいただけたら嬉しいです!
1.飽きっぽい
2.リーダーになりがち
3.ギャップに苦しむ
1.飽きっぽい
僕が「飽きっぽいな」と感じるのは、大きく2つの場面です。
- 単純作業を繰り返しているとき
- 新しいことを始めるとき
1つ目は、「単純作業を繰り返しているとき」です。
例えば仕事で、同じ入力作業やチェック作業が続くようなとき。
単調な作業が苦手で、集中力が続かず、時間がとても長く感じてしまいます。
少しの間は集中できても、すぐに別のことを考え始めてしまい、気が散ってしまうんです。
その結果、作業が進まず、「仕事ができない」と思われてしまうこともあります。
2つ目は、「新しいことを始めるとき」です。
僕は好奇心旺盛で、新しいことには積極的にチャレンジします。
たとえば仕事で新しいプロジェクトが始まるとき、事前にリサーチしたり計画を立てたりと、誰よりも精を出して取り組みます。
そのときは、残業も苦になりません。
でも、その熱量が長続きしないんです。
短期間のプロジェクトなら勢いのまま乗り切れるのですが、長期になると徐々にモチベーションが下がり、途中で飽きてしまいます。
結局、中途半端な結果で終わることが多いのが悩みです。
2.リーダーになりがち
僕は無意識に「しっかり者」を演じていることがあります。
学生の頃は勉強も運動も頑張り、先生に怒られるようなこともせず、周りの人とも明るくコミュニケーションをとっていたました。
そのせいか、気づけば“頼られる存在”になっていることが多かったんです。
例えば、中学校では学級委員長、高校や大学では部活動の副キャプテンを任されることもありました。
頼りにされるのはとても嬉しいし、その期待に応えたい気持ちももちろんあります。
でも、実はリーダー的なポジションがとても苦手なんです。
人前で話をしたり、みんなをまとめたりする場面では、緊張や不安で本来の自分を出せず、とてもつらい思いをしてきました。
本当は、目立たずそっとしておいてほしいタイプなのに、無理をして役割をこなしていました。
しかも、一度その立場になると、「しっかりしなきゃ」「ちゃんとやらなきゃ」と必要以上に頑張ってしまい、さらに頼られる場面が増えてしまいます。
それが僕にとっての“負のスパイラル”で、なかなか抜け出せず、ずっと心の中で苦しんできました。
3.ギャップに苦しむ
僕はもともと人と話すのが好きで、職場でも時間があればみんなと話していることが多いです。
学生の頃も、みんなで集まってわいわい過ごすのが好きでした。
そんな性格のおかげで、周りからは「明るくて社交的だね」とよく言われます。
中には、僕のことを一方的に知っていて、気軽に声をかけてくれる人もいます。
でも実は、誰とでも楽しく話せるわけではないんです。
心から楽しいと思えるのは、気を許せる人や信頼している人といるときだけ。
周りの人は「明るくて元気な人」というイメージを持ってくれている。
でも僕自身は、みんなが思っているほど社交的なタイプではない。
この、周りが持っているイメージと、本当の自分との“ギャップ”に、ずっと悩まされてきました。
本当は自分らしくいたいのに、「期待される自分でいなきゃ」と思い込んでしまい、無理に明るく振る舞ってしまうこともあります。
第3章 向き合い方
僕が思う、外向型HSP(HSE)の一番つらいところは「分かってもらえないこと」です。
どうしても周りのイメージが先行してしまい、本当の自分をちゃんと見ようとしてくれる人は多くありません。
そして気づけば、自分もそのイメージ通りの人になろうとしてしまい、ますます自分らしさが出しにくくなるんです。
実は、僕も以前、親や兄弟に「自分はHSPなんだ」と伝えたことがあります。
「明るい性格に見えるけど、本当は刺激にとても敏感なんだ」と話しました。
でも、思ってた反応ではなく、なかなか理解してくれそうにありませんでした。
自分にとっては当たり前の気質でも、知らない人にとってはすぐに受け入れられるものではないのかもしれません。
それは、たとえ家族や親しい人でも同じです。
僕はそれを実際に経験しました。
けれど、誰もわかってくれないわけではありません。
同じような悩みを持っている人なら、あなたの気持ちをきっと理解してくれます。
それは、必ずしも身近な人じゃなくてもいいんです。
遠くにいる友達や、SNSでつながる誰かでもいい。
まずは、「共感し合える相手」を探してみましょう。
身近な人に分かってもらえなくても、誰か一人でも共感してくれる人がいるだけで、心はぐっと楽になります。
そして、自分自身を少しずつ認められるようになっていくはずです。
第4章 まとめ
いかがだったでしょうか?
今回ご紹介した「外向型HSPの実体験」、共感できるものはあったでしょうか?
この記事であなたに伝えたいポイントを、以下にまとめてみました。
- HSPには、大きく分けると「内向型」と「外向型」の2タイプがある
- 外向型の実体験①飽きっぽい
- 〃 ②リーダーになりがち
- 〃 ③ギャップ
- 外向型が一番苦しいのは、「分かってもらえない」こと
- 身近な存在の人でさえ、理解してくれないこともある
- 誰かが「共感」してくれるだけで、心が軽くなる
繰り返しになりますが、外向型HSPの方にとって一番つらいのは「分かってもらえないこと」です。
身近な人にさえ、理解してもらえないことがあります。
また、周りが持つイメージと本当の自分がかけ離れていると、「カミングアウトするのが怖い」と感じる方もいるでしょう。
実際、僕もその怖さから長い間言い出せずにいました。
そんな僕が一番大切にしているのは、「共感し合うこと」です。
HSPの気質は、外見や態度だけでは分かりにくく、ほとんどの悩みを自分ひとりで抱えがちです。
そのため、HSPではない人にはなかなか理解されにくいこともあります。
でも、同じような悩みを持つ人同士なら、悩みを分かち合い、共感することができます。
僕は、自分の悩みをただ聞いてもらえるだけで、心がすごく軽くなるんです。
だからこそ、「悩みを共有し、共感し合える場所」を作りたいと考えています。
SNSやオンラインコミュニティなら、匿名で悩みを打ち明けることもできますし、もし共有するのが苦手な方でも、参加するだけで「自分だけの悩みじゃないんだ」と感じられるはずです。
これからも、同じような悩みを抱えた方の心が少しでも軽くなるように、発信を続けていきます。
どうぞよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
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