【実体験】損得勘定で失敗した僕の3つの後悔と学んだ教訓を徹底解説

損得勘定
こつぶ
こつぶ

「得する行動を選んでいるはずなのに、なぜかうまくいかない…」

「どうしていつも損得ばかり考えてしまうんだろう?」

そんなふうに悩んでいませんか?

もしかすると、あなたも「損得勘定」が強いタイプなのかもしれません。
実は僕自身も、損得ばかりを考えて行動した結果、たくさん失敗してきました。

この記事では、損得勘定で失敗した僕の3つの実体験と、その原因をわかりやすく解説します。

記事の最後で、僕が一番お伝えしたいポイントもご紹介しています。

ぜひ、最後まで読んでみてくださいね!

第1章 そもそも「損得勘定」とは?

1.損得勘定とは?

損得勘定とは、自分にとって「損か得か」を基準に行動を決める考え方のことです。

多くの人は、
「自分がどうしたいか」
「何をしたいか」
といった感情気持ちで行動を選びます。
しかし、損得勘定が強く働くと、自分の感情を無視して損得だけを優先してしまうんです。

つまり、自分が”したいこと”ではなく、”した方がいいこと”を選択するようになります。

2.なぜ人は「損得勘定」で動くのか

では、なぜ人は損得を考えて行動しようとするのでしょうか?

その理由は、大きく分けて3つの要素があります。

(1) 本能的要因

  • 僕たちの脳に刻まれた生存本能
  • 生き延びるために必要不可欠
  • 誰もが持っている、当たり前の考え方

(2) 行動経済学

  • プロスペクト理論が関係している
  • 得よりも損のほうが2倍強く感情を動かす
  • できるだけ損を回避しようとする

(3) 文化的背景

  • 周りと比べる」という、日本独特の文化
  • 周りと同調しようとするため、リスクを取らない無難な行動を選択しがち

 

なお、「損得勘定」について詳しく解説している記事もありますので、気になる方は下記リンクからご覧ください。

第2章 僕が体験した3つの失敗(シーン別)

僕は昔から、損得勘定が人一倍強く、そのことでずっと悩んできました。
この章では、そんな僕が実際に体験した失敗を、3つのシーンに分けてご紹介します。

1.ビジネス編

公務員時代、上司から大きなプロジェクトの担当を頼まれたことがありました。

しかし、その課長は「若いから」「男だから」といった、納得できない理由で面倒な仕事を押しつけてくる人で、僕も何度か押し付けられたことがありました。

当時も似たような理由でおしつけられたので、
「一度断ってしまえば、今後も頼まれずに済む。自分にとっては得だ
と考え、断りました。

ところが、僕に変わってそのプロジェクトを担当した職員の話を聞いて、僕は後悔することになったんです。

その職員はプロジェクトを通じて、他の自治体職員とつながりを持ち、情報交換や相談ができるようになっていました。
さらに、実践的な知識やスキルも身につけ、日々の業務に活かしていたのです。

僕は、課長からの依頼という表面的な部分しか見えておらず、プロジェクトの本当の価値やチャンスに気づけていませんでした。

2.恋愛編

大学生の頃、とても美人な女性と付き合ったことがあります。

もともと「美人な彼女がいる」と友達に自慢したいという気持ちが強く、その願いが叶ったときは本当に嬉しかったのを覚えています。

しかし、その交際は長く続きませんでした。

実は彼女は性格が良くなく、周囲からもあまり好かれていませんでした。
そのため、僕も彼女と一緒にいることで風評被害を受けるようになっていました。

僕は「友達に自慢できる」という表面的な得だけを求め、相手の中身をちゃんと見れていませんでした。
その結果、自分が損をすることになったんです。

3.人間関係編

これも大学時代の話です。

同じ学科の友達がいて、当時はそれほど仲がいいわけではなかったのですが、彼は僕のために、レジュメを取ってきてくれたり、テスト勉強を手伝ってくれたりしていました。

正直、僕は簡単に単位を取るためだけにその友達と付き合っていたんだと思います。
最低ですよね、、、

3回生になると授業も減り、その友達とも自然と疎遠になってしまいました。

ところが、社会人になって偶然同じ職場の同期として再会したんです。
そこで関わるうちに、彼はとても優しくて、優秀な人だと改めて気づきました。

あるとき、大学時代の本音を打ち明けたことがあります。
「僕は単位を取りたくて、君と仲良くしていた」と。
そのとき、彼は怒るどころか、「全然気にしてないよ」と受け入れてくれたのです。

あのときの僕は、損得ばかりを考えて、本当に大事な友達を失うところだったんです
これは、失敗というより失敗寸前の経験ですが、今でも心に残っています。
現在も、その友達とは良い関係が続いています。

第3章 なぜ僕は失敗してしまったのか

1.本質を見失っていた

当時の僕は、とにかく「自分が得する選択肢は何か」ばかり考えて行動していました。

  • 面倒な仕事を任されるのが嫌で、プロジェクトを断る
  • 友達に自慢したくて、美人な方と付き合う
  • 単位を取るために、交友関係を続ける

目先の得に囚われすぎて、大事な本質を見失っていたんです。

例えば、

  • そのプロジェクトがどんな経験になるのか
  • その女性はどんな性格で、一緒にいて楽しいのか
  • その友達はどんな人で、一緒にいて楽しいのか

そうしたことに目を向けず、得か損かだけで判断した結果、かえって損をしていました。

2.得の「先」が見えていなかった

得することばかり考えていると、どうしても視野が狭くなります。
目の前のに飛びついて、その先に何があるのか考えなくなるんです。

当時の僕は、得することで満足してしまい、その先の大切なものを見る余裕がありませんでした。

しかし、本当に大事なのは目に見える得ではなく、その先に得られるものです。

  • ビジネスなら、スキルや人脈、経験
  • 恋愛なら、安心感や心の支え
  • 友人関係なら、信頼と充実感

大切なものは、自然と見えるわけではありません。
意識して初めて、見えるようになるんです。

「得の先」に何があるかを考えることが、後悔しない選択をする秘訣です。

第4章 まとめ

いかがだったでしょうか?
今回ご紹介した「損得勘定の失敗談」、共感できるものはあったでしょうか?

この記事であなたに伝えたいポイントを、以下にまとめてみました。

●損得勘定とは、自分にとって「損か得か」を基準に、行動を決める考え方

●損得勘定が働いてしまう原因3つ
①本能的要因:「損=生命の危機」という生存本能
②行動経済学:得よも損に強く反応する「プロスペクト理論」
③文化的背景:周りと比べる、日本人特有の文化

●シーン別の失敗談3つ

①ビジネス:目先の得を優先し、プロジェクトを断って後悔
②恋愛:外見だけで選び、性格が見えてなくて風評被害にあう
③人間関係:単位目的で仲良くなり、信頼を失いかける

●目先の得ばかり見て、本質が見えない

●本当に大切なものは、得の先にある

この記事では、損得勘定のネガティブなところだけをピックアップして紹介してきました。

しかし、損得勘定は決して悪いものではありません。
人が幸せな人生を送るためには欠かせない重要な考え方です。

ただし、その考えが行き過ぎてしまうと、自分を苦しめてしまうんです。

僕がこの記事で一番伝えたかったのは、

得は盲目

ということです。
(「恋は盲目」のパロディです、笑)

まずは、得しようとしている自分を、冷静に客観視すること。
そうすれば、自分が何を求めているのか、どんな行動を取るべきかが見えてきます。

「得をする」行動ではなく「納得できる」行動を心がけましょう!
それが、あなたの”生きやすさ”につながるはずです。

僕もまだ完全には克服できていません。
だからこそ、あなたと一緒に少しずつ進んでいけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
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