「共依存ってどんな状態?」
「自分を犠牲にしてしまっていると感じることがよくある、、、」
そんなふうに悩んでいませんか?
僕自身も同じように、自分を犠牲にしてまで相手を優先して疲れが溜まる毎日に、不安を抱えていた時期がありました。
しかし、共依存の関係は無意識に深まることが多く、気づかないうちに自己肯定感の低下が進んでいることがあります。
この記事では、アダルトチルドレンの特徴や共依存になってしまう原因、そして僕自身の実体験まで詳しく紹介します。
きっとあなたの心が少し軽くなるヒントが見つかるはずです。
ぜひ、最後まで読んでみてね!
第1章 はじめに
まずは、ACについて簡単に解説します。
AC(アダルトチルドレン)とは、「機能不全家族のような環境で育ち、心に傷を抱えたまま大人になった人」を指す言葉です。
自己肯定感をうまく育めないため、大人になってからも自尊心が低く、人間関係で上手く自分を表現できなくなる傾向があります。
ACや機能不全家族について詳しく解説している記事もありますので、下記リンクから読んでみてくださいね!
ACの特徴のひとつに、「共依存」があります。
ここでいう共依存とは、自分の幸せや価値を、他人との関係の中でしか感じられなくなってしまう状態のことです。
そして、ACはこの共依存の傾向が特に強く表れやすいと言われています。
では、なぜ共依存になってしまうのか。
その原因について、次の章でわかりやすく解説していきます。
さっそく一緒に見ていきましょう!
第2章 なぜ共依存になるのか?
共依存になってしまう最大の原因は、「自己肯定感の低さ」にあります。
自尊心が低いため、自分で自分の存在を認めてあげることができません。
それでも心のどこかで、「自分の存在を認めてあげたい」と思っています。
そこで、人間関係の中で自分の価値を求めるようになるのです。
例えば、
「誰かに必要とされなければ、自分には価値がない」
「誰かの役に立たないと、ここにいてはいけない」
と考えるようになります。
その結果、大人になっても他人に尽くしすぎたり、相手に依存したりすることで、自分の存在価値を感じようとするのです。
第3章 共依存の実体験
1.自己犠牲
共依存の代表的な特徴といえば、「自己犠牲」です。
自分の存在が認められたと強く感じるのは、誰かに感謝されたとき。
感謝されることで、「自分の行動が誰かの役に立った」と思え、承認欲求が満たされるのです。
もちろん、感謝されたいと思う気持ち自体は悪いことではありません。
ですが、ACの人は感謝されるために、無理をしてまで相手を喜ばせようとする傾向があります。
僕自身もそうでした。
親に言われた会社に就職したり、困っている同僚を助けたりして、自分より相手を優先してきました。
どれも相手に喜んでもらうための行動であり、自分のためではなかったんです。
就職先も本当はやりたいことではなく、親の希望で決めました。
職場でも、自分の仕事を後回しにしてまで同僚の手伝いをしていました。
そのときは感謝されて、たしかに承認欲求は満たされます。
でも、あとになって見返りがあるわけでもなく、むなしさだけが残るんですよね。
2.他人の気持ち優先
ACの人は、自分のやりたいことや言いたいことを我慢して、つい他人の気持ちを優先してしまいます。
僕自身も、特に友人関係の中でよくそれを感じてきました。
例えば、遊ぶ日や時間、行き先や人数など、すべて友達に合わせてしまいます。
もし自分の提案が友達の希望と合わなかったときの気まずさが、どうしても耐えられないんです。
それに、友達に合わせて楽しんでもらえた方が、「次も誘ってもらえるかも」と安心できるんですよね。
相手が楽しんでいる姿を見ると、自分も嬉しくなり、そのことで承認欲求が満たされるんです。
もしかすると、僕の周りには少し気まぐれな友達が多いのも、そのせいかもしれません(笑)
友達と過ごす時間は大好きなので、これからもお互いに居心地のいい時間にしたい!
3.顔色をうかがう
何をするときも、相手がどう思うかを気にして行動してしまいます。
「嫌われたくない」
「相手の評価が気になる」
「断るのが苦手」
こういった気持ちから、行動する前にいろいろ考えすぎて悩んでしまうんです。
僕もとにかく「断ること」が苦手です。
たとえば、職場の飲み会。
人数も多いし、ずっと気を使わないといけないので、できれば行きたくありません。
でも、誘いを断ると申し訳ない気持ちになるし、自分だけ行かなかったときの居心地の悪さを考えると、それもまた辛くて、結局いつも無理して参加してしまいます。
正直、苦手な相手から誘われたときも断れません。
周りに相談すると「適当に理由つけて断ればいいのに」と言われます。
もちろん、行きたくないし、行かない方が自分のためになるのも頭ではわかっているんです。
それでもどうしても、断るにはものすごく勇気がいるんですよね。
第4章 まとめ
いかがだったでしょうか?
今回ご紹介した「共依存」、共感できるものはあったでしょうか?
この記事であなたに伝えたいポイントを、以下にまとめてみました。
- ACの特徴のひとつに、「共依存」がある
- 共依存とは、自分の幸せや価値を、他人との関係性の中でしか感じられなくなる状態のこと
- 共依存は、自己肯定感の低さが原因
- 僕の実体験① 自己犠牲
- 僕の実体験② 他人の気持ちを優先
- 僕の実体験③ 顔色をうかがう
決して「共依存」そのものが悪いわけではありません。
相手の気持ちを考えて行動できるのは素晴らしいことです。
誰にでもできることではありません。
ただ、気を付けたいのは、「自分を犠牲にしてまで」、「無理をしてまで」相手の期待に応えようとしないことです。
感謝されると、承認欲求が満たされ、自分の存在も認められたように感じます。
けれど、無理をしてまでその承認を求め続けると、あとで自分が苦しくなってしまうんです。
僕も、親に勧められた会社に就職しましたが、自分のやりたい仕事ではなかったので、長くは続けられませんでした。
正直、今思えば少し後悔しています。
なぜなら、あくまで「相手を喜ばせるための行動」であって、「自分が本当にやりたいこと」ではなかったからです。
ぜひ一度、自分の行動を振り返ってみてください。
それは誰のための行動でしょうか?
家族のため? 友人のため? 会社の上司のため?
もし「自分以外の誰かのため」に無理をしていることがあれば、少し立ち止まって考えてみてください。
きっと、あとで「もっと自分を大事にすればよかった」と思うでしょう。
自分が本当にしたいことを明確にすることで、共依存の状態も少しずつ改善していきます。
この機会に、自分自身をじっくり見つめ直してみましょう。
あなたの生きづらさが、少しでも軽くなるきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
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